就活で業界研究ってどうやればいいのかわからない。適当に就活サイトを眺めているだけだが、これで大丈夫なのだろうか。
そんな悩みを持つ学生は多いと思います。
僕も始めて業界研究をした時は、やり方がわからずに適当に会社のHPを眺めていました。
あの時に業界研究のやり方を知っていれば!と今でも思います。
というのも、業界研究は軽く見がちですが、就職活動においてとても重要です。
しかし丁寧に業界分析を教えてくれる人は、中々いませんよね。だからこそ皆さん迷うはずです。
今回は、就活で使える、オススメの業界研究のやり方を紹介します。
目次
就活がなぜ業界分析が必要?
そもそもなんで業界分析をしなければいけないのでしょうか。
それはあなたが興味のある会社、業界を絞るためです。
もし業界分析をしっかりしなかったら、適当に多くの業界を受け、途中でどの業界がBestなのかわからなくなってしまいます。
それは就職活動において一番最悪なパターンです。
就活の軸がないまま、就活を始めても良い結果は生まれません。
自分に合っている業界をある程度絞る必要があるんです。
その前提として、業界分析を始める前に、自己分析を終わらせてください。
自己分析である程度、志望企業を絞っていないと、業界分析に入ることはできません。
もち自己分析をせず、業界分析をしている人がいたら、それはただの業界の情報を調べているだけです。
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就職はあくまで手段にすぎない
業界分析に入る前に、これだけは覚えておいてください。
それは、就職は目的ではなく、目的を達成するための一つの手段だということです。
自己分析を終わらせている皆さんは、自分が将来成し遂げたいことがなんとなくわかっているでしょう。
忘れてはいけないのは、就職は人生の通過点です。
ゴールではありません。
間違っても、大手だから、有名だからと理由だけで、就職をしてはいけません。
そこがぶれると、自己分析で見つかった興味のある企業と、業界分析している企業が違うという意味のわからない状態になってしまいます。
それでは、業界研究のやり方を見ていきましょう。
業界分析は森→林→木でみよう
いきなり、森→林→木とか言われても意味がわかりませんよね。
企業1つ1つを木に例えてみましょう。
そうすると、就職活動というのは森です。
世の中には、驚くほどたくさんの企業が存在します。
しかし、学生からしたらそんなたくさんの企業のことなんて知りませんよね。
いわば例えるなら、森です。
その森からある程度業界、業種を絞ると数十本の林になります。
そしてその中から、数本の木を見つけます。
それがあなたが志望する企業です。
つまり業界研究とは、森から木を見つけて行く作業になります。
森→林に絞る
まずは、森を林にしていく作業をしていきましょう。
多くの学生が、いきなり林から決めてしまいます。
僕はコンサルがいい、メガバンがいい、商社がいい。
しかし皆さん、世の中にどのくらい業種があるのか知っていますか?
多分答えられないでしょう。
僕も全てはもちろん知りませんが、就活で絶対に買うであろう四季報には何十業種もあります。
さらに会社は部署があリます。
営業、マーケ、人事、法務、経理、総務。簡単にあげるだけで、6種類もありますよね。
つまり四季報に載るような有名企業だけで何十業界✖6部署で100個以上の仕事があります。
つまり業界✖業務のマトリックスが完成しますよね。

この大量の候補から、林を見つける必要があります。
ではどうやって林を見つけるのか。それには2つのポイントがあります。
将来何を成し遂げたいか
ここで使える一つ目のポイントは、将来成し遂げたいことです。
自己分析で、将来の目標は明確になっていますよね。
それが成し遂げられそうな、業種、業界に絞りましょう。
過去に何をしてきたか
自己分析でもう一つ使えるのが、あなたが過去にしてきたことです。
過去にしてきたことは、非常に役立ちます。例えば文学部の人間が、急に法務部にいかないですよね。
人間は過去にしてきたことに基づいて、将来やりたいことが決まるものです。
あなたが過去にしてきたことを元に、業種と業界を絞りましょう。
過去にしてきたこと、例えばバイト、インターン、ボランティア、部活はどの業種✖業務のマトリックスに当てはまるのか、考えてみてください。
今紹介した過去にしてきたこと、将来の目標を考えると、
例えば「自分の目標を達成するには、営業かマーケの仕事で業種はIT、金融かマスコミだ」と林を見つけることができます。
この作業をする際には、WEB、書籍、セミナーなどで、いろいろな情報を集めましょう。
僕のオススメはVokersと言う就活サイトです。
実際に働いていた社員の意見を見ることができます。
この作業で、注意して欲しいのは偏見を持たずにいろいろな業種、業界の可能性を調べて欲しいということです。
きっと今まで君が知らなかった業種、業務があると思います。
林→木に厳選していこう
皆さんの中に、厳選された林ができあがっていると思います。
すでに数社しかない人もいれば、数十社ある人もいると思います。
多くの場合はここで、複数の業界、会社が残っています。
ここからは、さらに厳選させ、林から木を見つけていきましょう。
実は林の時点で、かなり厳選されていると思います。
今の時点では、全て受けてみたいと思いますが、最後にあなたがその会社を受けるにふさわしいかの最終確認をしましょう。
ではそこから、どうやって林を木に厳選していくのでしょうか。
今までは自分の主観的な考えでしたよね。
次は客観的な意見を聞いて見ましょう。
つまりその林は、本当にあなたが考えているような企業かの確認です。
OB訪問で確認しよう

ここで使うことができるのが、現在働いている人のインタビュー、いわゆるOB訪問です。
実際に働いている人に、自分の目標がその会社で成し遂げられるのかを聞いてみましょう。
外部から見ている企業と内部で働いている人の意見は違ってきます。
OB訪問をする中で、自分の目標が達成できないとわかったら、自分の中の林の候補からは消しましょう。
それはあなたが思っているような企業ではありません。
森→木で省いた企業の使い方
おそらくこの森から木に厳選し、業界研究を通して多くの企業が、皆さんの志望企業の候補から外れたと思います。
しかし、はいさよならではいけません。
自分の志望から、外れた企業をメモしておきましょう。
なぜなら、就職活動が始まったら、良い練習台になるんです。
全く興味のない企業よりも、少し興味のある企業を練習台にした方が、やる気も出るし、しっかりとした練習相手にいいんです。
業界分析で就活を制しよう
いかがでしたか。
今回は、就活で使える、オススメの業界研究のやり方を紹介しました。
きっと皆さんの中には、何本か木があると思います。
それが、あなたが受けるべき企業です。
その中で一番実現できそうだと思う企業が、第一志望の企業。一番達成できなそうな企業が、一番志望度が低い企業です。
是非ES、面接も頑張ってみてくださいね。
では。
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