留学を考えている方で、「プログラムに参加するために、または留学先で学部授業を取るために、TOEFL ITPのスコアが必要だけど試験まであまり時間がない」という方は多いと思います。
多くの交換留学やプログラム留学、そして現地での学部授業の受講資格などは、TOEFL ITPの500点(iBT換算でおよそ61点)と設定されています。
このようにTOEFLは留学には不可欠なテストなのですが、長い時間をかけて万全の対策で臨むということがなかなかできません。
なぜなら、留学前はアルバイトや大学の講義等があったりしますし、留学してからも忙しくなかなか試験勉強の時間を取るができないからです。
実際に私を含め周りの留学生も勉強に充てる時間が本当になく、試験対策をするのにとても苦労しました。
私も最初は、420点しかありませんでしたが、今回紹介する方法と教科書をやり込んだら
1カ月で550点まで上がりました!
そこで今回は、実際に限られた時間でスコアを取った私達留学生がオススメする
「短期間で500点を取るための効率のよい勉強法やコツ・テクニック」を紹介します!
目次
TOEFL ITPの構成
参照元:AUIS
まずITPテストの構成を見ていきましょう。
TOEFL ITPテストは、マークシートを使った多肢選択式のテストで、問題の内容はすべてアカデミックコンテンツ(学校で学ぶ際に出てくる内容やトピック)で構成されています。
- リスニング(Listening Comprehension)
- 文法(Structure and Written Expression)
- 長文(Reading Comprehension)
の3つのセクションに分かれています。
スコアは各セクション31点~68点(Readingは67点)で、合計点に×10/3をしたものが最終的なスコアになります。
つまり、リスニング50点、文法50点、長文50点を取った場合、(50+50+50)×10/3で合計500点となります。
まずは模試で今のスコアを測る
ITPの勉強を何から始めたらよいかわからないという方がいるかもしれませんが、なにはともあれまずは模試をひとつ時間を測って解いてみてください。
自分が現在どれくらいのスコアがとれるのか見えるはずです。
そして各セクションでどれくらい点数がとれているのかわかれば、限られた時間をどのパートに充てるべきか戦略が立てやすくなります。
ここでは、リスニング45点・文法45点・長文45点 であったと仮定して、実際に戦略を立ててみましょう。
短期間で500点の壁を超える戦略
参照元:Bplans
模試で自分がどれくらいの点数を取れるのか把握したら、次は具体的な戦略を立てていきましょう。
短期間の準備で500点を突破するポイントは次の2つです。
1.点数の伸ばしやすいセクションに集中

さきほどの構成を見てわかるとおり各セクションは配点は同じなのに、スコアの「伸ばしやすさ」が全然違います。
ITPを受験した留学生に聞き取りをしたところ、ほぼ満場一致で
文法>リスニング>長文の順にスコアが伸ばしやすい と回答しました。
つまり、現時点でリスニング45点・文法45点・長文45点なのであれば、
リスニング50点・文法50点・長文50点よりも、
リスニング50点・文法55点・長文45点 の方が、短期間では達成しやすいということです。
(※もちろん個人差はあると思います。)
仮にもし600点を取ろうと思ったらすべてのセクションの点数をあげなければ話になりませんが、500点であれば、伸ばしやすい文法やリスニングにフォーカスすることができます。
2.英語力というよりむしろテクニック

模試を解いてみた多くの方が感じたと思いますが、TOEFL ITPテストは何より時間がありません。
どれだけ対策をしても、問題を最後まで解けきれないということがたびたび起こります。
つまりこのテストではタイムマネジメントこそ命です。
また、試験慣れも重要です。
本番に近いかたちで多く模試を解くことによって、解く手順や配分など「自分なりのやり方」が確立することが必要です。
それでは、各セクションの個別対策を見ていきましょう
リスニング
参照元:GATAG
1.表現・パターンを憶える
リスニング問題は表現やシチュエーションに傾向があります。
同意表現(Absolutely)や否定表現(No way)など頻出表現がいくつかあり、参考書や模試の巻頭などに載っているので、これは憶えておくだけで点数に直結します。
また「大学での講義」や「事務との会話」など、必ず出題されるシチュエーションがあり、そこで使われる表現も偏っていますので、それも憶えると得点できるようになります。
2.模試を解きまくる
上の表現やパターンを憶えるうえでも、模試を解きまくることは重要です。
何度も解いているうちに、シチュエーションや出題の傾向が自分のなかではっきりと見えてきます。
例えば、PartB,Cで講義を受けるシチュエーションであれば、
4問中最初の問いは「前回の講義では何をしたか」について問われる、最後の問いでは「授業後なにをしなければならないか」を問われる、だからそこに注意してリスニングしよう。
などと傾向を掴み対策ができます。
また、Partの最初のガイダンスは1分くらいあるから、そのあいだに選択肢をここまで見ておこう。
などと、試験内での具体的な時間の使い方が身につくと思います。
この試験慣れが本当に大事です!
リスニングに慣れておく
問題形式や模試を解きまくるのもいいですが、余力がある人は実際に英語に普段から触れましょう。
リスニング力はいきなり、身につくものではありません。
少しでも空いてる隙間時間に英語の動画や映画を見るといいです。
「TOEFLに関係ないのでは?」と思うかもしれませんが、それは違います。
普段から、様々な英語を聞き慣れていると、リスニングした時になんとなく言ってることがわかるようになるものなんです。
筆記勉強だけでなく、普段から生の英語に触れる時間を作りましょう。
オススメのリスニング勉強法は2つあります。
スタディサプリ English
最初のオススメのリスニング勉強法は、スタディサプリ ENGLISHです。
英語の様々なシーンを、学習する事ができます。
レベル別に、ドラマのストーリーに沿って勉強できるので、飽きる事がありません。
また格安ですし、手軽にアプリで勉強できるのもお勧めです。
合わせて読みたい
楽しく勉強するだけで、自然と英語力をあげる事ができます。
今なら、1週間の無料体験ができます。試してみてはいかがでしょうか。
オンライン英会話

2つ目におすすめなのが、オンライン英会話です。
やはり、実際に英語を使っていると、自然とリスニング力も上がっていきます。
僕は、よくレアジョブを使い、英語を使っています。
今なら無料体験で25分×2回分の授業が無料で受けられます。
無料体験で、英語に触れられるのでいい機会だと思います。
このような、ただで英語に触れられる機会を生かしていきましょう。
文法
1.参考書を使う
TOEFL ITPの文法セクションの参考書として必ずオススメされるのがこちらです。
『全問正解するTOEFL ITP TEST文法問題対策』著・林功
文法パートは25分間で40問を解かなければならず、1問あたり37.5秒で解く計算になります。
そうなると、全ての文章を和訳してる暇などなく、いかに早く正解にたどり着くか(誤所をみつけるか)がポイントとなります。
その具体的なやり方を教えてくれるのがこの参考書です。
リスニングや長文セクションで参考書に取り組む時間があれば、この参考書を2周3周とするのに時間を使うべきだと思います。
TOEFL ITPを受験した人はこの本を持っていることが多いので、先輩に聞いてみたらきっと譲ってくれるでしょう!
2.模試を解きまくる
参考書などで対策をすると、「時間をかければ得点ができる」状態になると思います。
(逆に、時間をかけても得点がとれなければ当然制限時間内にもとれないので、まずは時間をかければ得点できるようにしましょう。)
とくに文法セクションは時間がないので、制限時間内でどんどん解き進む練習が必要です。
本番で時間が足りなかったという受験生が必ずいますので、常に時間を意識しながら模試に臨みましょう。
上であげた参考書に付属している問題集では、各選択肢に正解不正解である理由が解説されているので、とてもわかりやすいです。
長文
1.Readingの対策は難しい

先ほども申し上げたとおり、長文の対策を短期間でするのはとても難しいです。
なぜなら、文章のテーマも単語も学術的なものが多いためです。
難易度やテーマなどで自分と問題の相性があると思いますので、わからない単語はわからないと開き直り正解できそうな問題を必ず正解すること、時間内にすべて解き終わることを目指しましょう。
2.模試を解きまくる
そのためには、しつこいようですが模試を解きまくることが大事です。
Readingセクションでは55分間で大問5つを解かなければなりませんので、各大問を10分ほどで解き終わることを強く意識しましょう。
また大問のなかで小問をどのような順番で解くか、どこに時間をかけるのか、自分に最適な方法が必ず見つかるはずです。
時間を測って緊張しながら解く模試はつい避けてしまいがちですが、試合で勝つには試合の練習がいちばんです。
模試を解き答え合わせをすると、正解するべき問題・諦める問題が見えてきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。TOEFL ITPの点数を短期間であげる方法をおさらいしましょう。
1.まず模試をひとつ解き現在地を知る
2.どこをどれだけ伸ばすか戦略をたてる
3.憶えることは憶える
4.ひたすら模試を解く
最後に、筆者もTOEFL ITPに苦しめられたひとりです。もっと早い段階でこのアドバイスをもらっていたら、、、という思いで留学生たちからのアドバイスを記事にしました。
偉そうに言ってしまいましたが、あくまでひとつの意見として参考にしていただければ幸いです。
では。
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初めまして!こんばんわ!
来月アメリカのシアトルに1人で旅行に行くのですが、同じ大学生なので30分だけでもお会い出来たら嬉しいなと思います思います😊
初めまして!こんばんわ!
来月アメリカのシアトルに1人で旅行に行くのですが、Twitterのプロフィール見たら大学生で女性で私と一緒だったので安心して言います、30分だけでもお会い出来たら嬉しいです😊✨
コメントありがとうございます。いつ頃こられますか?運営者は男女ともにいます。twitterのプロフィールは私どもではありませんが大丈夫でしょうか?
こんばんは!
私はこないだTOEFLを受けたのですがリスニング50、リーディング43、そしてライティング36、合計430という悲惨な点数を取ってしまいました😭
そしてなんとあと3週間で460以上を取らないといけない状況です😭
私は単語量が圧倒的に少ないと感じているのですがこの短期間、単語に力を入れるべきでしょうかまたどのような勉強方法が一番だと思いますか?
長文失礼しました。アドバイスを頂けると本当に助かります😭
私も18日試験です。420点が絶対条件です。