もはや生活必需品となっている携帯電話ですが、留学時、皆さんどうしようとと考えていますか?
1、2か月の短期留学なら日本で使っている携帯電話を持って行き困らないですが、
半年や1年といった長期留学なら契約しなければならないと考えると思います。
そこで今回、1年の長期留学でシアトルに来ている留学生たちのリアルな携帯事情について聞き、まとめてみました!!
参照元:https://tease-byebye.com
留学で携帯電話をどうしようか悩んでいる方は必見です!
SIMフリー携帯
最近よく耳にするSIMフリー携帯をご存知ですか?
まず初めにSIMフリー携帯について説明していきたいと思います。
SIMフリー携帯とは?
そもそもSIMフリー携帯とは、所有者の情報が記憶されているSIMが携帯の中に入っていない携帯のことを言います。
それだと携帯は動かないんじゃないかと思われがちですが、動くことには動きます。
ですが、通話はできなく通信ができるのはWiFiの下だけで、
動かせるのもインターネットやアプリケーションだけとなっています。
では何がSIMフリーの利点かと言われたら、各キャリア(携帯会社)のSIMを挿れるだけで自由に携帯を使うことです!
参照元:https://weekly.ascii.jp
もう少し詳しく説明すると
- SIMフリーの携帯 × 1
- 各キャリアのSIM × 1
これだけで、どのキャリアの料金プランに入ることが可能ですし、電話することやWiFi下以外の場所での通信することができます。
例えば、iPhoneを日本のキャリアから海外のキャリアに変えたりすることができるというメリットがあります。
SIMフリー携帯のメリット・デメリット
メリット
- SIMフリーなら自由に携帯端末を選ぶことができる。
- 好きなキャリアの料金を選ぶことができる。
- 日本にいながら準備することができ、アメリカに着いたらすぐ使うことができる。
デメリット
- 本体SIMフリー携帯とSIMを用意する必要がある。
- 初期設定は自分でやらなければならない。
- キャリアの公式メールが使えない。
というのが大きなメリット・デメリットだと思います。
ですが、インターネットや電話など基本的な機能は十分に使えますし、メールもGmailやOutlookを使うことができるので安心していいと思います。
SIMの購入方法(日本で準備)
日本で事前に準備しようと思った時、どうやって海外のSIMを手に入れることができるのか?
それはやっぱり最大のネットショッピングを使うことが1番でしょう。
参照元:https://www.amazon.com
まずはサイトに飛び、「SIM (海外のキャリア名)」みたいに検索してみてください。
そうすると
このように出てきますので、SIMを選びます。
※ただしこの際絶対に確認しなければいけないことがあります。それはアクティベーションコードが付いているかどうかです。
このアクティベーションコードとはSIMと同じぐらい重要で、携帯を開通(使えるようにすること)する際、必ず必要なコードとなってくるからです。
SIMの購入方法(海外で購入)
当然こちらでもSIMを購入することができます。
アメリカだとSIMカードはWalmartやQFCといったスーパーマーケットで手軽に購入することができます。

ここではSIM Freeみたいな感じで売られているのではなく、「Unlocked SIM」と書かれて売られています。
海外でSIM購入のメリットは携帯端末がその場で一緒に売られていることが多いので、わざわざ日本からSIMフリー携帯を準備しなくていいことです。
携帯端末の形にこだわりなく、使うことができればいいという方は買うことをお勧めします。
端末自体が40ドル〜50ドルで売られているので、日本で購入するよりも安く済むからです。
各キャリアの料金比較
そして気になる各キャリアの料金プランの比較について書いていきたいと思います。
アメリカは、AT&T, Sprint, T-mobileの3つが大手キャリアです。
参照元:https://www.forbes.com
参照元:https://reibun.skry.info
参照元:https://www.windowscentral.com
今回はプランが似ているものでまとめてみました。
会社名 | プラン | 料金 |
---|---|---|
AT&T | 通話・SMS無制限、1.5GB以降低速 | 月々45ドル |
Sprint | 通話・SMS無制限、3GB以降低速 | 月々45ドル |
T-mobile | 通話・SMS無制限、3GB以降低速 | 月々40ドル |
というようになっています。これらすべてのプランはプリペイド方式(月々一定の料金を払うこと)となっています。
各キャリアの詳しい料金プランはこちらからご覧ください。
AT&T Sprint T-mobile
KDDIが提供するオススメSIMカード
実はこれらのキャリアの他にKDDIが提供しているお得なSIMカードがあります。
それは「H2O wireless」というキャリアが提供しているもので、KDDIと提携しておりアメリカで使用することを前提としたプランを提供しています。
参照元:https://h2owireless.cellpay.us
お申し込みから購入までの流れとしては、こちらの公式サイトをご覧ください。
またauの携帯ならば、このSIMを使えるそうで、僕の友人も何人か使用していました。なので、試してみてはいかがでしょうか?
料金プランとしては、月々40ドルで、通話・テキスト無制限、3GBまで高速通信が可能というプランがスタンダードです。
またこれには日本への国際電話も含まれていて、固定電話へなら無制限という特典もついています。
当然、アメリカの電話番号も入手することができます。
メリットは
- 使わなかった通信量を翌月に持ち越せる。
- アメリカの電話番号が取得できる。
- カスタマーサービスは日本語対応。
- メッセージ、通話が無制限。
- 国際電話が無制限(固定電話に限る)
デメリットは
- 料金が割高。
- 知名度が低い
といったことが挙げられると思います。
他と比べると少し割高ですが、それに見合った十分なプランが付いていると思いますので、こちらのSIMをお考えいただくこともいいと思います。
購入後から設定まで
アクティベーションコードが付いたSIMを手に入れたら、SIMを携帯の中に入れ、アクティベートしていきます。
基本的にインターネットでした方が便利ですので、各キャリアのホームページに飛んでアクティベートします。
例えばT-mobileなら、
T-mobileのページから「ACTIVE」とい欄をクリックして
「Active now」をクリック。
そうすると下の方に
「Get Started」があるので、そこをクリックします。
そこから絵に描かれているSIMナンバー、アクティベーションコード、携帯の製造番号を入れていくと次に進めるので、その後はプランの決定や、個人情報について聞かれるので、入力していき開通することができます。
日本の携帯のSIM解除
日本で使っていた携帯端末自体を留学時でも使いたいという方には日本の各キャリアが行っているSIM解除をしていただく必要があります。
最近になってSIMフリーについて騒がれ始めたので、各キャリアともSIM解除できる携帯端末は結構限られています。
こちらの公式ウェブサイトか直接店頭でお聞きし、ご確認していただくことがいいと思います。
ソフトバンク
docomo
au
アメリカ放題(ソフトバンク)
実はアメリカで使える料金プランをソフトバンクが提供しています。
その名前はアメリカ放題といいます。
実はこのプランは、国際電話のように高い通話料金を支払うことなくアメリカにいながら日本の携帯で通話や、ネット通信ができるというプランになっています。
アメリカ放題はソフトバンクが2014年9月に開始したサービスです。
SIMを解除できない日本のiPhoneが多かったので、海外でiPhoneを使用することができませんでした。
しかし、アメリカ放題はアメリカに限定してしまうものの、日本のiPhoneを使用することができるというソフトバンクiPhoneユーザーにはありがたいサービスとなったのです。
設定方法
ではアメリカ放題に切り替えていく設定について述べていきたいと思います。
まずアメリカ放題に切り替えるためには「世界対応ケータイ」に申し込みしていただく(無料)必要があります。
申し込んでいただくにはMy SoftBankか、お近くのソフトバンクショップで申し込みをします。
その後、アメリカ放題の申し込みは現在無料なので、必要がありません。
なので、詳しい設定をしていきます。出発前に、
①「キャリア」を開き、「自動モード」をオンにしておく。それから設定を押し、前の画面に戻る。
参照元:https://travel-share21.com
↓
②「モバイル通信データ」を開き、4Gはオン、データローミングはオフにする。
参照元:https://travel-share21.com
帰国後はこれと逆の手順をしていただければ大丈夫です。
もし最初、違う電波を拾っていたとしてもそのあとすぐにスプリントの電波を拾いますので、安心してください。
メリット
アメリカ放題は、日本の携帯をそのまま使用でき、アメリカから国際電話やインターネット通信を日本のプランのままで使用したいという人には適したプランと言えるでしょう。(パケ放題のプランに加入していた場合に限る。)
また今はアメリカ放題のキャンペーン中なので、利用料・申込料を無料で加入することができます。(2016年8月時点)
詳しい利用方法はこちらからご覧ください。
デメリット
ですが、アメリカ放題には多くの落とし穴があり、デメリットが多くあると加入している友人から聞きます。
例えば、
- アメリカでの携帯番号を持つことができない。
- iPhone以外適用されないことやプランがソフトバンクの中で決まっていること。
- ソフトバンクと提携しているスプリントの地域が限られていること。
- スプリント以外のキャリアに加入している人(アメリカ内)とテキストのやり取りをした場合、別料金がかかってしまうこと。
- 別のキャリアに繋がることがあり、通信料が余計に発生すること。
などが挙げられます。
デメリットの方が多く挙げられ、あまりソフトバンクユーザーでない人はもちろん、ソフトバンクユーザーにも便利なプランとは言えないと思います。
つまり、ソフトバンクのiPhoneユーザーのみこのプランは適用されるので、他のキャリアを使用している人には使用できません。
それに現地の人と連絡を取ろうと思った時、現地の携帯番号を持っていないと長期留学の場合、不便になることが多いです。
参照元:https://www.youtube.com
ですが、どうしても日本で使っていたiPhoneをアメリカで使いたい場合は、もう一個別にSIMフリー携帯などをこちらで購入し、使用することをお勧めします。
なので、長期留学で、アメリカ放題を使用しようとお考えの方は自分にとってのメリット・デメリットを慎重に考えていただいた方がいいと思います。
紹介される携帯会社
では次にエージェントから紹介してもらった携帯会社についてです。
参照元:https://www.ryota-ryota.com
僕のIBPプログラムではエージェントの方が最初のオリエンテーションで携帯会社さんを紹介していました。
そのおかげでその時、携帯電話を持っていない人はスムーズに購入することができていました。
そこで、紹介された携帯会社さんから購入するメリット・デメリットについて書いていきたいと思います。
メリット
参照元:https://thechange.jp
なんといってもメリットとしては、日本語で購入からトラブル対応まで相談できることでしょう。紹介される携帯会社さんは当然、日本人の方が来られて販売していました。
やはり自分一人で携帯を購入するよりも、日本人の方からアドバイスをいただくだけで安心感が全然違うと思います。
また、日本で準備したり、こちらで購入しに行かなくていいことも挙げられます。
僕のところの携帯会社さんは、わざわざ学校まで来てくださって、販売していただきました。
これもメリットと言えるでしょう。
デメリット
デメリットとしてあげられるのは、自力で用意した時と、紹介していただいた時の料金プランでどちらがより良いか比べることができないことです。もし、携帯電話の準備について何も考えていない場合、このデメリットが挙げられます。
参照元:https://192abc.com
また、携帯端末を選ぶことができないことです。僕の携帯会社さんは2、3種類の型のみなので、iPhoneや他のAndroid携帯を使用したいと考えている人にとっては適していないでしょう。
基本プランについて
そして気になる料金プランです。
参照元:https://www.inoue311.com
僕のIBPプログラムで紹介された携帯会社さんは、個人で購入することと同じような仕組みで、端末とSIMをその携帯会社さんから購入します。
携帯会社さんから購入したIBP生は、月々35ドルで自動引き落としなら30ドルを支払っています。
4GBまで高速通信ができ、通話とテキスト無制限です。
IBPプログラムはインターン先に電話することが多くなると思うので、通話無制限はありがたいプランだと思います。
それぞれのエージェントで携帯会社さんが異なると思うので、一概には言えませんが、紹介されるプランはスタンダードなプランが多いと思うので、日本やアメリカで準備する時間がない人は利用した方がいいと思います。
日本の携帯を休止するべきメリット
海外で携帯を持つ方法について説明されていただきましたが、
日本で使っていた携帯はどうすればよいでしょうか?
長期留学する多くの留学生は休止する手続きを行っています。
日本で使っていた携帯を持って行かないということではなく、
日本で使われていた電話番号や公式メールアドレスの保管を休止するということです。
長期留学するということであれば、休止することを絶対にお勧めします!
なぜかというと、docomoの契約で12ヶ月留学した場合…
休止せずに留学
- 約3,000円(基本料金) × 12ヶ月 = 約36,000円
休止して留学
- 1,000円(事務手数料) + 500円(電話番号保管・メールアドレス保管) × 12ヶ月 = 7,000円
というように休止するかしないかで全くかかる費用が違ってきます。
多少店頭に行き、手続きをしなければなりませんが、休止していただいた方が費用を抑えられますので、お勧めします。
ただし、アメリカ放題を使おうと考えている方は使えなくなってしまうので、注意してください!
各キャリアの休止手続きに関することは公式ウェブサイトから確認してみてください。
ソフトバンク
docomo
au
実際に使っている人の感想
ではこれらの携帯を実際に使ってみて、みんながどう思っているのかまとめてみたいと思います。
まとめるにあたって、4つの質問項目に分けてみました。
Q.1 どこで携帯を購入したか?
Q.2 どのような料金プランに入っているか?
Q.3 その携帯プランを選んでいいと思ったことは?
Q.4 逆に困ったことや、大変だったことは?
SIMフリー携帯を使ってみて
SIMフリー携帯を使ってみての感想です。
〜日本で準備した人〜
これは僕自身の感想です。
A.1 僕はiPhoneをどうしても使いたかったので、秋葉原の某中古屋さんに行ってiPhone5を購入しました。
そのあとはSIMをAmazonから取り寄せてアクティベートしようとしました。
参照元:https://pc.watch.impress.co.jp
A.2 僕はT-mobileの月々30ドルで5GBまで高速通信ができ、テキスト無制限、100分通話できるものに入っています。
来る前にどのキャリアが良くて、どのプランがいいか結構調べたので、これにしました。
このプランはT-mobile新規加入者のみのプランですので、他と比べてもいいと思います。お勧めです。
A.3 アメリカに入ってすぐ使えたことが大きいと思います。
まだ知らない土地でWiFiが街にどれだけあるかも知らない状態でしたので、結構助けられました。
A.4 アクティベートするのにすごい時間がかかりました。
実は出発の直前までやり方がわからなくて、アクティベートできたと思っても圏外と書いてあったので、
飛行機の中は不安でいっぱいでした(笑)
〜アメリカでSIMフリーを購入した人〜
友人1
A.1 端末とSIMが一緒になっているT-moboleのスターターキットをWalmartで購入しました。
端末が約50ドル、SIMとアクティベーションコードが約30ドルです。

参照元:https://yukichan2011.blog.fc2.com
A.2 T-mobileで月々40ドル、通話・テキスト無制限の5GBまで高速通信できるものです。
A.3 テザリングできるし、WiFiないところでバスの時間調べられるからめちゃめちゃ有用です。
A.4 アメリカに到着してから、購入するまでWiFiがある場所以外で調べられなかったのが不便でした。あと、容量が小さいのであまりアプリケーションを入れられないです。
アメリカ放題を使ってみて
友人2
参照元:https://touchlab.jp
A.1 日本で使用していたiPhoneをアメリカ放題に切り替えて使っています。
A.2 日本で加入していたパケ放題で、5GBまで通信高速ができるプランがこちらでも適用されました。
A.3 日本で使えていた携帯をアメリカでも使用できて、追加料など取られなかったのが大きいと思います。
A.4 実際に使用してみて、デメリットは多いですが、一番大きいのはアメリカの電話番号がないのでアメリカの人と電話するとき料金が発生してしまうことです。
紹介された携帯を使ってみて
友人3
A.1 こちらに来てエージェントに紹介された携帯会社の人から購入しました。
A.2 月々35ドルで自動引き落としだと30ドル。4GBまで高速通信できて、通話・テキストは無制限です。
A.3 月々の料金が安いし、テザリングも出来るから便利です。
4GBあるけど、学校には必ずWiFiがあるし、WiFiがあるところも多いので、月々2GBも使わなくて困ったことはないです。
A.4 屋内にいると繋がりづらいことが多々あります。たまに外でも繋がらないことがあります。
友人4
A.1 こちらに来てエージェントに紹介された携帯会社の人から購入しました。
A.2 月々35ドルで自動引き落としだと30ドル。4GBまで高速通信できて、通話・テキスト無制限です。
A.3 わざわざ自分で探さなくてよかったのと、日本人の方だったので信頼感がありました。実際に問題が起きた時も日本語で正確に説明できたので、安心感は高かったです。
参照元:https://www.jasfa.jp
A.4 通話中に遅延を感じました。また端末の容量が少ないのでアプリケーションをあまり入れられません。なので、アプリケーションを多く入れたい人は日本から持って来たり、こちらで購入した方がいいと思います。
終わりに
参考になりましたか?
僕の考えから言うとやはり、SIMフリー携帯か、エージェントに紹介してもらった携帯会社さんにした方がいいと思います。
なぜかというと、①SIMフリーだと端末、料金プランを含めてもコストパフォーマンスが見合っているから②いろいろな場所でSIMフリー携帯を購入できるからです。
やはり1年携帯電話を持つとなると、それなりに機能を重視し、安い料金プランに入ることが重要かなと思います。
参照元:https://info.methodtestprep.com
それに、僕は日本で携帯を準備したのですぐ使えるようになりましたが、アメリカは結構WiFiが行き届いていることが多いので、購入するまでの間は、日本で使っていただいてた携帯電話でも十分だと思います。
実際に1、2ヶ月通信できる携帯なしで過ごしていた人もいますし…(笑)
ですが、そのまま提供されることを鵜呑みにして決めると後々後悔することが多いと思います。僕の友人は携帯電話の調子がずっと悪いままのようですし…
参照元:https://matome.naver.jp
なので購入する前に自分はどのような料金帯で、どのようなプランがいいのかある程度決めてから購入していただいた方がいいでしょう。
最後まで読んでくれた方ありがとうございます!
それではまた!
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