アメリカで生活すると、車があったらなと思う場面が少なくありません。実際に車を購入した人で「生活スタイルが一変した」とまでいう人もいるくらい。
車を購入する際に注意したほうがいいことから、車を持つ事の大変さまで紹介します!!
目次
車の入手方法とメリット、デメリット
アメリカで車を購入すると言ってもどうしたらいいかわからないですよね!?
まず最初にその購入方法をまとめてみました!
参照元:thenewswheel.com
中古車ディーラー
【メリット】
- 安い
- 帰国する際にほぼ同じ値段で売れる
- 同時に複数の車を見る事ができる
- その日に手に入る
- ライセンスプレートの手続き等、最低限の手続きをしてくれる
- 値段交渉の余地がある
- 問題があった場合にコンタクトを取りやすい
【デメリット】
- 気に入る車がない可能性がある
- 対応がよくない場合が多い
- 中古車のため、安全だという保証がない
個人売買
個人売買の場合、Craigslistというサイトで、事前に目星をつけた車の所有者に事前に連絡を入れて、会いに行くといったパターンが基本になります。まれに、知人から買い取ったなんてケースも聞きますが、なかなか欲しいタイミングでいい話がまいこんでこないんですよね、、、
【メリット】
- 安い
- 帰国する際にほぼ同じ値段で売れる
- 値段交渉の余地がある
- その日に手に入る
- 家まで持ってきてくれるケースがある
- 選択肢が限りなくある
【デメリット】
- 実物は一台ずつしか見れない
- ライセンスプレートの発行などの手続きをしなければならない場合がある
- 問題があった場合にコンタクトをとりにくい
- 中古車のため、安全だという保証がない
リース
リースとは最低1年間以上の契約でレンタルすることをいいます。
【メリット】
- 新車なので安全
- 対応がいい
- 問題があった場合にコンタクトを取りやすい
- 細かい手続きをしてくれる
【デメリット】
- 高額
- 1年未満しか滞在しない人に不向き
- 決められた距離以上走った場合に追加料金が発生する
ついに夢の左ハンドルを購入!!
ホームステイさせてもらっている家からバス停まで徒歩30分。終バスは7時。学校まで車で12分の距離をバスだと1時間。
車社会のアメリカでは車がないと本当に生活しづらい、、、
なんとか両親を説得し中古車を購入することにしました。
しかしこの時の僕は車を持つことで災難が待っているとは思いもしませんでした。
取り返しのつかないミス
僕は個人売買での購入を考え、craigslistで気になる車をリストアップしていました。そのうち2つが同じ中古車ディーラーの商品だったので、早速そのディーラーに。
着いてすぐ気になっていた車のもとへ。
税抜3800ドルの車を3000ドルまで値切って大満足だった僕は、見た目も綺麗、内装も綺麗、エンジンも綺麗、タイヤも新品。試し乗りもして確認十分!!!と思ってその場で即購入。


人生最大の買い物に大満足だった僕はまさか自分が買った車がワケありだとは思いもしませんでした。
運転席の窓があかない
購入してから数日間気がつかなかったのですが、運転席の窓が開かないんです!
運転席の窓だけでなく、ドアの内側に付いてるボタン全てが機能しなかったので、電気系統丸ごとやられてたみたい、、、
結局修理するのに値切った額と同じくらいかかりました。
冷静になってみると、「そんくらい説明してくれよ」とも思いましたが、いい勉強になったと思い納得することにしました。
文化の違いなのか、その店だけなのかはわかりませんが、、、
再び降りかかる災難
高いお金を払ってVolvoのディーラーに修理してもらい、なおかつ点検までしてもらったので、もうこの車は大丈夫だろうと思っていた矢先のこと。
それはベルビューカレッジからUWに向かう途中のFreeway上(日本でいう高速道路)で起きました。
マーサーアイランド(Mercer Island)とシアトルを結ぶ橋の上を気持ち良く運転していたら、
「あれ?アクセルがきかない」
アクセルをいくら踏んでもスピードがどんどん落ちていくばかり。

freeway上で止まるのは危ないし、なによりつい最近点検してもらったばっかりなのになぜ、、、
レッカー車を呼んで家の近くにある車修理屋さんまで運んでもらいましたが、営業時間も終わっていたので、その日は何もできず。
後日行って、見てもらったらまたもや電気系統に問題があるとの事。それにこれはvolvoじゃないと直せないから時間とお金がかかるらしい、、、
「こないだの点検はなんだったんだ」くらいのこと言いたかったですが、そんな事も言えず、「最近ここで点検したばかりなんですけど」と優しめにクレームしましたが、意味をなさず。
結局約1000ドルを払って修理するはめに。
この時はさすがに車を購入した時の自分を恨みましたね。
でも今回の事故はプロでも見抜けない電気系統の問題なので仕方ないと言えばそれまでですが、ツキがなかったなーと。
中古車の代償
2001年製でそれなりに距離も走っている車だったので、購入してすぐにエンジンチェックランプがつきました。日本ではエンジンチェックランプが付いた状態で運転などありえない事ですが、アメリカではそんなに珍しいことじゃないんです。車を運転していれば、け1日に1回故障して路肩で停まっている車を見かます。壊れないように点検するのではなくて、壊れるまで使うという発想がそもそも違いますよね。
エンジンランプはおいといて、中古車の場合長く使っている車なので色んな所にガタがきます。僕の場合はバッテリーでした。
エンジンをかけた状態でドアを開けっぱなしにしたり、エンジン切った状態でエアコンをつけていたりすると車のバッテリーがあがってしまうのはご存知ですよね?
僕も知っている上で、少しだけエンジンを切った状態でエアコンをつけていたのですが、10分ほどつけていただけでバッテリーがあがってヒューズが飛んでしまったんです。
クラクションも鳴らないし、まさかバッテリーがあがっただけとは思わなかったので、以前と同じようにレッカー車を呼んで修理屋まで運んでもらいました。

後日見てもらうと、バッテリーの寿命とのこと。バッテリーの交換自体は無料でやってやるから、バッテリーを買ってこいと言われたので150ドルほどでバッテリーを購入し、修理屋にバッテリーとヒューズの交換を無料でしていただきました。
それにしても修理にいくら使ってるんだか、、、
人生初の◯◯◯◯
日本では見かけませんが、アメリカには4way stopという1日中赤信号が点滅している交差点があります。
参照元:www.ite.org
こんな感じ。
さて、人生初のそれは車を購入してから4ヶ月が経とうとしていた時のこと。
学校に向かう途中の4way stopの交差点で起きました。
いつものように停止線で一時停止をして、自分より先にきた車がないことを確認してからア発進したはずだったのですが、
こないはずの車が右側に!!
急ブレーキを踏むも間に合わず。
車体の前部分と相手の車の左サイド部分が接触しました。

ライセンスプレートとバンパーが外れただけで済んでよかったですが、心の中では「ふざけんな」ですよね。
アメリカではこの程度の事故だと警察を呼んでも来てくれないらしいので、お互いの保険情報と免許証の情報だけ交換してその場を去りました。
それにしても
「私は何が起こったのか正確にはわからないわ」
じゃねえぞおばさんめ。
そこで喧嘩してもしょうがないのでその場は聞き流して、保険会社に鬱憤をぶつけてやりました。
保険会社同士の話し合いの結果、晴れて相手の責任になり12万の修理費全額降りることにはなりましたが、相手側も「相手が後から交差点に進入してきた」と僕と同じことを言っていたとは信じがたいですね、、、
ここまでご覧いただければわかると思いますが、車をもつと色々と面倒くさいことがたくさんあります。
僕の場合は特別多いですが、周りの友人も車上荒らしやパンクなどのトラブルを経験しています。
最後にアドバイス
お金に余裕があれば話は別ですが、個人的には中古車の購入をオススメします。買った時より高い値段で売れたという話もよく耳にしますし、故障さえなければ、実質70万円分ほどリースと中古車ではかかる費用が変わってきます。
参考までに、統計として白人男性が一番安く車を買うというデータがありますので、中古車を買う際には交渉力があるホストファザーに連れてってもらうのがベストでしょう。
あなたにとって車は本当に必要ですか?

はじめまして。
大変参考になる記事でした。
実は僕も最近Craigslistで個人売買の車を買い、あっという間に壊れて修理に出してます。
エンジン取り替えなければいけないかもしれなく、
2000ドルで買った車がわけありであったのかと思い知らされてます。
中古車は修理が付き物だと思いましたが、個人取引は
止めた方が良くないみたいですね。
宜しければ、どのように車を選んだのか教えていただけませんか?
宜しくお願い致します。
エンジンが壊れているのは、最悪なパターンですね、、、、、
僕はホームステイ先の人についてもらってきて、車を確認してもらいました。
車を常に家に2台持っている人だったので。
一番いいのは、友達から買うことですよね。