シアトルといえば、「雨」のイメージが強いですよね。せっかく観光に行くなら、シアトルの天気を把握したいものです。
僕も1年間シアトルに住んでいましたが、季節によって気温、天気の変化が激しいので大変です。
しっかり把握しておかないと、こんな服装でシアトルにこなければよかった!なんて事態もありえます。
この記事では、降水量や気温について、また過ごし方の注意点について、詳しくまとめました。

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目次
シアトルは雨の街!?
「Rainy City」と呼ばれるシアトルは雨が多いと思われがちですが、「降水量」はそれほど多くありません。
年間降水量実は944.7ミリメートルと、全米都市のベスト10にも入っていないんです。
ではなぜRainy Cityと呼ばれるのでしょうか?
実は、雨の「頻度」が多いからなのです。
霧雨や小雨の天気の日が非常に多く、曇りの日は年間で226日間もあります。
とくに、春と晩秋、冬はほとんどが雨を含む曇りの日になります。
しかし反対に、夏は晴れの日が続き、本当に気持ちがよく過ごしやすい天気になります。
シアトルの地理
シアトルは北海道よりも高緯度の北緯47°線あたりに位置していますが、北海道ほど寒くなく降雪もさほどありません。
それはどうしてでしょうか?
参照元:https://www.geocities.jp
実は、「地形」が関係しています。
沿岸には暖流のアラスカ海流があるため、暖かい海水からの空気が偏西風に乗って吹き込むので、温暖な気候になります。
また、シアトルの西にはオリンピック山脈があり、東にはカスケード山脈があるため、太平洋の嵐や寒気団を遮り、雨や雪を防いでくれています。
そして、高緯度であるため、夏は夜がとても長いことも地理的特徴です。
シアトルの日照時間

そんな夏の日照時間が長いシアトルは、長い時は午前6時~午後9時ほどまで明るいのですが、冬は日が短く、大体午前8時~午後4時ほどで沈んでしまいます。
この写真は僕の家の近くから撮ったものですが、この時間でなんと午後6時です!!

また、陽射しが強いので、紫外線防止なども含めてサングラスをオススメします。
シアトルの気候~気温と降水量~
では、シアトルは具体的にどのような気候なのでしょうか。
下のグラフをご覧ください。
参照元:YOUMAGA.com
シアトルの春(4-6月)
平均最高(最低)気温は、
4月:14.0℃(5.1℃)
5月:17.7℃(7.9℃)
6月:21.1℃(11.1℃)
降水日数は、
4月:10.6日
5月:7.8日
6月:6.0日
となっています。
日本の同じ時期と比べると、肌寒い気候といえるでしょう。
また、降水量はそこまで多くありませんが、降水日数が多いことが特徴です。
夏に向けて、気持ちの良い天気になることもしばしばあります。
シアトルの夏(7-9月)
平均最高(最低)気温は、
7月:24.0℃(12.9℃)
8月:24.0℃(13.2℃)
9月:20.7℃(11.1℃)
降水日数は、
7月:3.4日
8月:4.5日
9月:6.8日
となっています。
日本の夏に比べ気温が高くなく、また雨もほとんど降らないので過ごしやすい日が続きます。
また日が長く、夜9時くらいまで明るいことも特徴です。
シアトルの美しさを味わうのなら、なんといってもこの時期がオススメです。

シアトルの秋(10-12月)
平均最高(最低)気温は、
10月:15.4℃(7.7℃)
11月:10.3℃(4.5℃)
12月:7.3℃(2.1℃)
降水日数は、
10月:10.0日
11月:15.3日
12月:15.8日
となっています。
夏を過ぎると急激に寒くなり、それに伴い降水量、降水日数が激増します。
11-12月は月の半分以上が雨の日で、雨が降らない日でも曇り日が続きます。
シアトルの冬(1-3月)

平均最高(最低)気温は、
1月:7.2℃(1.8℃)
2月:9.7℃(3.0℃)
3月:11.5℃(3.6℃)
降水日数は、
1月:15.5日
2月:13.1日
3月:13.7日
となっています。
秋に続き、気温が下がり、また雨の日が続きます。
しかし、氷点下を下回る日はわずか3週間ほどで、雪が降ることも珍しいです。
夏とは反対に日照時間が短く、午前8時から明るくなり、午後4時くらいには陽が落ち始めます。
服装
では各季節でオススメの服装について紹介していきたいと思います。
春(4-6月)の服装
まだ寒さも残っている時期なので、4月や5月上旬はジャケットやコートが手放せないと思います。
ですが、5月の中旬からはとても暖かくなるため、薄い上着などで十分です。
夏(7-9月)の服装
この時期は最高です。笑
まず湿気がないので、過ごしやすいです。
なので薄着1枚がベストだと思います。
ですが、いくら過ごしやすいとはいえ、夜になると冷えることもあるので
羽織ることのできる上着を1枚持っている方がいいです。
秋(10-12月)の服装
夏が終わると、シアトルの冬がやってきます・・・
春にしまったジャケットやコートを出す機会が増えることでしょう・・・
特に11月には時間が1時間遅くなるサマータイムが適用され、先ほども言った通り4時頃にはもう真っ暗になります。
11月・12月は防寒が必要です。
(サマータイムについてはこちら)
冬(1-3月)の服装
冬の間は、11月・12月の服装と変わりはないです。
本当に11月下旬から2月までのシアトルは寒いので、注意してください!!
この時期はユニクロのヒートテックに感謝する時期になると思います。
注意点
参照元:KOMONEWS.com
上記のとおり、シアトルの気候は特徴的です。
次に、生活する上での、過ごし方の注意点を最後にまとめます。
突然の雨
シアトルの雨は突然降り、突然止みます。
ついさっきまで晴れていたのに、、、ということが度々おこるので、折り畳み傘を携帯しましょう。
霧雨程度で済むこともありますが、バッグに入れておくと安心でしょう。
アメリカ人は傘をささない!?
ここに来て驚かされたこと、それは・・・傘さしてる人めったにいなくね??ということです(笑)
先ほど述べたように、シアトルの天気は気まぐれです!
それほど頻繁に天気が変わるので気にしていたら負けです。
見ない理由としてアメリカの温度表示が日本のように°C表記ではなく°F表記で今日が何度なのかすぐ分からないというバカみたいな理由もありますが、、、

気温の表記の違いについても後で紹介しようと思います!
話が逸れましたので戻します。アメリカ人をはじめ多くのアメリカに住んでいる方が雨対策として折りたたみ傘よりも好んで使うのがウォータープルーフジャケットです!
まあ俗に言う防水仕様の軽い上着ですね! 日本でもマウンテンパーカーとかマウンパとかそんな感じで呼ばれていると思います!
The North Face とか Columbiaといったブランドが日本できている人をよく見かけた印象がありますね〜
こちらに住んでいる人はたいていの雨ならこのウォータープルーフジャケットのフードを被って歩いている人が殆どです。

アメリカの文化に染まりたい、かぶれたい?人は持ち物にウォータープルーフジャケットをマストで追加しましょう! ただくれぐれも傘をささないことに意固地になって風邪を引いては本末転倒なので気をつけてくださいね!(笑)
NEXT↓シアトルの天気の注意点とは?!